不動産プロジェクトを進める上で、CGパース作成の外注の流れが今ひとつ分からず不安に思っている方も多いのではないでしょうか。そこで、今回はCGパース作成自体の大まかな流れを確認し、CGパース作成の外注の流れを詳しく解説していきます。また、外注する上で重要なポイントもお伝えしていきます。

CGパース作成の大まかな流れは?
まず、CGパースの作成自体の大まかな流れを確認します。
CGパース制作会社における主な作成の流れは以下の通りです。
①設計図を用意する
CGパースを作るには設計図を用意する必要があります。設計図は平面のものをベースに、細部のデザインを注釈で書き込むことが多いです。この設計図を元にレイアウトやデザインの確認を行います。
②モデリング
モデリングソフトウェアを活用して、CGパースの土台となる部分を作成していきます。建物や空間の3Dモデルを作成します。
③質感の設定
家具や壁紙にマテリアルやテクスチャを置いていきます。質感が加わることで3Dモデルがよりリアルになります。
④ライティングの設定
照明効果を設定します。自然光や人工照明などの設定を行います。
⑤アングルの決定・修正
モデリング、質感、ライティング設定が完了した後で、いくつかの候補画像をクライアントに送信しアングルを決定する場合が多くあります。アングル決定後にさらに細部の加工や合成を進めていきます。
⑥レンダリング
最後にレンダリングソフトウェアを活用して、3Dモデルを画像や動画に変換します。
CGパース作成を外注するフローを詳しく紹介!
次に、CGパース作成を外注するフローを紹介していきます。これを参考にぜひ外注を検討してみてください
CGパース作成の外注フロー①業者の選定
⒈ 依頼の要件定義を確認する
建築パースを外注する際にはまず依頼の要件定義から進めましょう。依頼するパースのイメージや予算、納期をあらかじめ決定しておきます。
2. 見積もりを依頼する
その上で、複数の制作会社に見積りを依頼します。見積もりを依頼するときには以下の情報を添えましょう。
<見積もり依頼に必要な情報>
・建物の大まかな図面
・建物の規模感(一軒家、マンションなど)
・パースの使用用途(広告、コンペなど)
・パースの種類(外観、内観)やアングル(アイレベル、鳥瞰)
・納期(修正期間も考慮する)
3. 比較検討する
見積もり結果を元に制作会社を比較検討していきます。
それぞれの見積もり結果が要件に適しているか確認しましょう。特に、修正時の追加料金に関して詳しくシュミレーションすることをおすすめします。修正を重ねた結果予算を大幅に越えてしまったということが起こらないように念入りに確認する必要があります。
CGパース作成の外注フロー②発注・資料の準備
図面データを準備する
CGパースを作成するにあたって下絵としての図面データが必要です。DWG形式、DXF形式、あるいはJWCAD形式のデータを準備しましょう。
<外観パース作成時に必要なデータ>
・平面図(上から見た基本の図面)
・立体図(高さが分かりやすいように横から見た図面)
・外構図(敷地内の建物以外の部分の図面。フェンスや門扉、道路、駐車スペースなどを表す)
・配置図(敷地の形状や建物の位置、隣接する道路との関係を示した図面)
<内観パース作成時に必要なデータ>
・平面図(上から見た基本の図面)
・展開図(居室の中央に立ち、四方の壁面を見た状態を表現した図面。室内仕上げや天井の高さや壁の形状、建具などの開口部、家具、設備機器の位置や形状などを表す)
・床伏図(床組を上から見下ろすように描かれた図面で、床の構造を表したもの。基礎や柱、梁、スラブなどの位置を表す)
・詳細図(設計計画した物の中で、重要な部分や理解されにくい点について図面や章で詳細に書き表した物のこと。 納まり寸法や仕上げ方法、材料など)
・照明計画図(照明器具のレイアウト、種類を記載する)
<あると望ましいデータ・情報>
・仕上表(仕上材の詳細を示すデータ)
・希望アングル(見せたいと思う場所やそれを見る方向)
・希望納期(修正期間も考慮する)
・希望のパースイメージ(自社の建築・デザイン例、他社の制作例や建築写真など)
CGパース作成の外注フロー③アングル決定
アングルを決定する
モデリング、質感、ライティング設定などが完了した後で、CG制作会社からいくつかの候補画像が送られます。それを元に、最終的な仕上がりアングルを決定します。その後、CG制作会社はさらに細部の加工や合成を進めていきます。
ここで決めたアングルを後から変更しようとすると追加料金がかかってしまうことが多くあるので、慎重に決定しましょう。
CGパース作成の外注フロー④修正・調整
CG制作会社から送られてくる確認画像に不備がないかチェックする
多く利用するデバイスから確認することをおすすめします。広告である場合はスマートフォンから、コンペである場合はPCから確認すると色味や明るさの齟齬をなくすことができるでしょう。
CGパース作成の外注フロー⑤校了
パース完成後データを受け取る
データの形式は、高画質でありながら容量が小さいため、jpg形式、またはpng形式が多く利用されています。画質の劣化や圧縮が気になる場合はTIFF形式での納品を申し入れましょう。
CGパース作成を外注する上で重要なポイント!
外注を行う上では、CG制作会社とのコミュニケーションが非常に重要です。要望を伝えるときには内容だけでなくその意図も合わせて伝えるようにしましょう。「壁紙の材質をAにしてください」だけではなく、「暖かい雰囲気にしたいので、壁紙の材質をAにしてください」と伝えましょう。このようなコミュニケーションを取ることで、CG制作会社と完成イメージを共有してプロジェクトを円滑に進めることができるようになります。
【まとめ】CGパース作成を外注する流れを確認して円滑にプロジェクトを進めよう!
今回はCGパースを外注する流れをお伝えしました。この記事を通して、外注フローの解像度を高めることができたのではないでしょうか。
今回の情報を活かしてぜひCGパースの外注を検討してみてください。