オフィスデザインに着手したいと考えていても、どの会社に頼むのか、どんなデザインにするのか、考えることが山積みで大変ですよね。
そこで、大阪のオフィスデザインのトレンドと設計・施工を含む全体の流れとおすすめのオフィスデザイン会社を紹介します。

大阪で人気の最新オフィスデザインのトレンドは? 事例と一緒に紹介します

「オフィスデザイン」といっても、どんなデザインにするのが良いのか、トレンドは何なのか分からないですよね。大阪のオフィスデザインのトレンドはシンプルで、今回は2つ紹介します。

1.視線と空気の流れを意識した内装

最近のオフィスデザインプロジェクトでは、社員同士の視線の交わりから自然に発生するコミュニケーションと空調の効率を意識した導線・内装計画がなされています。業務の効率化を図れるだけでなく他部署同士の交流、ランニングコスト削減にもつながるので多くの企業で採用して損のないオフィスデザインのコンセプトになります。2015年竣工のダイキン工業テクノロジー・イノベーションセンターの施工プロジェクトでは、従来の階層に加え中間層を儲けることで階同士の視線の流れを作りコミュニケーション促進を図っています。

2.間接照明を用いた落ち着きある空間

最近の大阪のオフィスデザイン事例を見ていて多かったのが、蛍光灯を並べたような従来の白色光照明ではなく、暖色の光を間接照明で優しく照らした空間です。暖色の光には白色光に比べリラックス効果があり、社内の雰囲気を柔らかいものにすることが期待できます。今回紹介するオフィスデザイン会社のデザイン実績にも、暖色の間接照明が多く見られます。

オフィスデザインの流れは?設計から施工までを紹介

オフィスデザインのイメージが沸いてきたところで、次に気になるのがオフィスデザインの設計から施工までの流れだと思います。ここでは、オフィスデザインがどのように進められるのか大まかな流れについて説明したいと思います。

1.ヒアリングと実測による現状把握

オフィスデザイン会社にデザインを委託する際最初に行うのは、ヒヤリングと今のオフィスまたは移転先オフィスの実測調査です。ヒヤリングではどんなデザインにしたいかの希望調査だけでなく会社の組織体制や企業理念について丁寧に聞き取りを行います。この作業をしっかり行うことで会社の要望をかなえつつ、その会社の雰囲気や事業にあったデザインを実現する近道にもなります。さらに、何度もデザイン案を練り直す必要が少なくなり無駄なコストや時間を削減できるため、非常に重要な過程です。

2.プランニング・設計

ヒヤリングと実測による調査が終わったら、次は設計の作業に入ります。ですがいきなり図面作成など具体的な設計をするのではなく、まずはコンセプトの設計をしデザインの方向性を決め、次に動線や配置の計画を立てるなど、曖昧な部分から少しづつ具体的な設計に入ります。「コンセプトってそんなに必要なもの?」と思う方もいるかもしれませんが、コンセプトというのはデザインの方向性や依頼した会社との親和性を言語化したものなので、今後の設計を進めるに当たって判断の迷いや認識のズレを防止するのに必要なのです。

3.施工

コンセプトや要望に沿った設計ができたら、いよいよ施工になります。施工過程での依頼した企業側のタスクは特にないのですが、工事には内装工事だとA工事、B工事、C工事の3種類が存在し、借主・貸主どちらが行う工事なのか、費用負担がどちらなのかが異なっています。この部分について事前に貸主側と意見を擦り合わせておく必要があります。

4引越しと原状回復

施工が完了したオフィスへの引越しをし、元のオフィスの原状回復を行います。原状回復というのは、元のオフィスで内装工事をした際に抜いた床やコンクリート壁を元に戻す作業のことで、借主負担の工事になります。場合によっては高額な工事費用が必要になるので、オフィスデザインを考える際はここまで視野に入れて予算を組むことをおすすめします。

大阪でおすすめのオフィスデザイン会社5選

ここでは、トレンドを押さえつつ、会社のイメージしたオフィスデザインを実現できるようなおすすめのオフィスデザイン会社を5つ紹介します。

1.一級建築士事務所アールタイプ

大阪のオフィスデザイン会社でまずおすすめしたいのが、こちらの一級建築士事務所アールタイプです。オフィスビル全体のデザインからインテリアまで幅広い規模のデザインを行っており、2018年にグッドデザイン賞を受賞した実績のあるオフィスデザイン会社です。シンプルながらもこだわりのある素材を使用することで重厚感や高級感の感じられるデザインが特徴で、オフィスデザインの規模が定まっていない方や実績ある会社に依頼したい方におすすめです。

【公式サイト】https://www.rtype.jp/

2. zeit ツァイトデザイン事務所

こちらの会社で特徴的なのが、「緑を用いたデザイン」を多く展開していることです。暗めの色の木材や黒を基調としたモダンなインテリアですが、植物の緑を入れることで温かみがあり落ち着くオフィスデザインとなっています。「モダンな印象にしたいけど冷たい空間にはしたくない」「落ち着きある空間づくりがしたい」という方におすすめのオフィスデザイン会社です。

【公式サイト】https://zeit-design.com/

3. Coo Planning

こちらは注文住宅を主に扱っている一級建築士事務所なのですが、小規模オフィスの設計も行っています。一般家庭が主なクライアントであるため費用、デザインの方向性などより親身になって話し合うことを大切にしている会社です。街に溶け込むようなデザインを得意としていて、小規模オフィスの方や自社にオフィスデザインに詳しい人が少なく費用、デザインの相談を綿密に行いたい方におすすめの会社になります。

【公式サイト】https://www.cooplanning.com/

4.株式会社黒田生々堂

こちらの会社では、オフィスデザインを通して他の企業との差別化を図ること、オフィスを会社の強みにすることをモットーにしています。依頼する会社のイメージや要望を叶えることに注力しており、テナント探しから原状回復工事まで一貫して任せることができます。「同じ会社に全て任せたい」「オフィスデザインを人材確保にも繋げたい」という方におすすめのオフィスデザイン会社です。

【公式サイト】https://hatarakuba.kurodaseiseido.co.jp/

5.Voiwell 株式会社ヴォーウェル

最後におすすめするオフィスデザイン会社はVoiwellです。オフィスデザインだけでなく造作家具の設計も行っており、業務、スペースの効率化を期待できます。間接照明を多く用いた落ち着きのあるデザインが特徴で、デザインと見積もりをまとめる際「減額調整」という行程を挟んでおり予算内で納得のいくデザインを実現できます。「高額な予算は割けないけれど妥協したくない」「家具にもこだわりたい」という方におすすめのオフィスデザイン会社です。

【公式サイト】https://voiwell.co.jp/

【まとめ】

 いかがでしたか?

大阪のオフィスデザインのトレンドから設計・施工までの流れ、おすすめのオフィスデザイン会社について紹介しました。

自分の会社にどんなデザインが合うのか、どの会社が要望に沿ったデザインを得意としているかを意識して会社選びをしましょう。